ヒッチハイクの文化や方法、旅行記を綴っています。カナダ北部での生活や文化も紹介。

05月05日其の2−森の中で夜を越す

Jake`s Cornerについてヒッチハイクをしていたが、そもそも7時過ぎになると車は1時間に4,5台しか通らなかった


この小さな町は、町とも呼べないくらいの小さな村だが、ガソリンスタンドに周りにほんの少しの家が点在しているだけだ。
良い事といえば、ハイウェイの先に大きな山が見えることだったが、その山は威圧的でもあったし、先を越すのが大変だという啓示のような存在でもあった。

Jake`s Cornerから見える山

【Jake`s Cornerから見える山】


一度ガソリンスタンド脇の電話の前のイスに座っていると、日本車が走ってきて止まった。
中から男性が降りてきてスタンドの中に入ろうとしたとき彼は行った。


「あれ、日本人?」
僕は驚いて答えた、
「はい、そうですけど。」
「何、こんなところで何してるの?」


中年の日本人男性で身だしなみを見ていると観光ではなくて仕事のような雰囲気を感じた。

「ヒッチハイクしながらバンクーバーに帰るところなんです。」
「バンクーバー!?そんなに行くのか?」
「はい。」
「残念だな、俺は今Whitehorseに行くところなんだ。反対方向だったら乗せていってやれたのに。」


このなカナダの田舎でこういう形で日本人に会うのが面白かった


何はともあれ、このままでは今日はここから抜けられそうにない。
仕方なく、道路脇の森に入り枯れ木を集めて野宿の用意をする。


その後、11時前まで時折来る車に乗せてもらえないか、親指を立てに道路まで行くが、何も効果がなかった。


5月上旬のカナダ北部といえど、寒さは東京の冬に匹敵する
夜を越すために僕は夜の11時前、まだ日が沈む前に眠るよう努力した。


食料はもし熊が来たときのために少し遠くに置いておいた。

貰ったビニール袋の中に体とありったけの洋服を詰め込み、少しずつ眠りについた。
それでも、森の奥からの物音には気を付けていた。
熊が来たら大変な事になる。