ヒッチハイクの文化や方法、旅行記を綴っています。カナダ北部での生活や文化も紹介。

05月06日其の1−忍耐とヒッチハイクの哲学

朝は5時過ぎから日が昇り始め、僕は6時半に目を覚ました。
すぐに用意し、道路に出る。


朝の7時前、一番良い時間だとおもってすぐに車が止まると楽観視する。
しかし、朝もそんなにたくさんの車が通るわけではなかった。


車を待ちながら友達に借りている本、パウロ・コエーリョの「アルケミスト」の英語版を読んでいた。
車が10分おきぐらいに通ったが止まってくれない。
座って本を読んでいること時間がはるかに多かった。


時刻は11時を過ぎる。
4時間経ってもなにもない。

しかし、ヒッチハイクはこんなにハードだったのか?
そう考えていた。


昼になっても車は止まらない。
一体僕は何時間この町で足止めを食っているんだ?
そう思った。


仕方ないので、ガソリンスタンドに昼ごはんを食べに行く。
サンドイッチとスープを頼み、また道路に立つ。


本は前から読んでいたので、ついに1時ごろに読み終えた。
しかしながら、この「アルケミスト」は良い本だ。


人間の心理やこの世界についての本質を突いている本は僕はたくさんあると思う。
宗教も共通していることを言っている。


古代の預言者たちの言葉は後世のフィルターが掛かって少し歪められているが、近年の思想家や小説家にもその本質を受け継いでいる人たちが数多くいると思う。


その一人がパウロ・コエーリョだと僕は思う。


この「アルケミスト」にはこんな言葉が書かれていた。
“When you want something, all the univers conspires to help you achive it”
(あなたが何かを望めば、世界の全てがそれを達成するためにあなたを助けてくれる)


その言葉を受け、僕は助けを求めて大切な人たちの名前を挙げ始めた。


結局、人間は一人では出来ないことがたくさんある。
例え一人で何かを達成したとしても、そこには見えざる手があった可能性もある。
一人で何かをしようなんてそんな強がることないんだ。
世界が僕を導いてくれる。


こう思ったときに、世界は変わった。


3時頃一台のトラックが走ってきた。
僕は自信を持って手を上げた。


当然ながらそのトラックは止まった。
なぜならこの世界は僕たちが考えているよりも豊かで安全だからだ。


Jake`s Cornerにさよならを告げて僕たちは走り去った。
この小さな町に来て20時間後のことだった。
05月06日其の2−強盗に合う?