ヒッチハイクの文化や方法、旅行記を綴っています。カナダ北部での生活や文化も紹介。

05月07日其の3−Muncho Lakeの蒼い夕焼け


Sign Post Forest, Watson Lake - 世界中の看板が集まっている

【Sign Post Forest, Watson Lake - 世界中の看板が集まっている】

Watson Lakeを抜け、ハイウェイをずっと走って行き、夕暮れ時になると、Muncho Lakeに差し掛かった。 丁度夕暮れ時のまだ完全に氷が溶けていないMuncho Lakeはまさに蒼の湖


岸壁沿いに道が走っており、その道の横は湖畔と非常に狭いスペースをずっと走っていく。
時折、岸壁に登っているBighorn Sheep(羊)が見えたりした。


湖を越える頃には暗くなり、山の麓を続く道に沿って進んでいった。
既に行きと違うWhitehorseとバンクーバーを通っている2本の道のもう一つを進んでいることに気が付いた。


しかし、これで工業都市として栄えているFort Nelsonまでもうすぐで着きそうだ。
あそこまで行けば交通量には困らないだろう。
そう考えながら僕はトラックの中で眠ってしまった。


一時間以上寝ただろうか?
時刻は既に深夜1時前だ。
目を覚ましてドライバーと話す。


「それでどうする?俺は明日の朝に積荷をあそこで降ろしていくんだ。その後はバンクーバーに行くんだが。」
「乗せていってくれますか?」
「ああ、でも朝は7時前には積荷を降ろしているよ。その作業に少し時間が掛かる。だから、他の車でも良いと思うが。」
「そうですね。」
「まあ乗りたかったら、積荷を降ろす場所を教えてやるから、朝そこに来いよ。」


そう会話しているうちに街に近づいてきた。
Fort Nelson、ここまで来ればバンクーバーまで遠くない。


トラックはゆっくり街を進み、彼に積荷を降ろす場所や、道路について聞き、街の端にあるガソリンスタンドで車を止めた。
街は既に1時ごろで暗く、不穏な雰囲気があった


暗いところには浮浪者の影があったし、売買春をしているような人影も見えた。
久しぶりの都市に少し恐れを抱きながら僕はその暗い街に降り立った。


例の如くドライバーに例を言い、そこを離れた。


ヒッチハイクを続けようか迷ったが、こんな深夜は危険だし、車もあまり通らない。
4時間もたてば車は多く通るだろうが、かといって今からユースホステルに行くのも気が引けるし、そんな場所があるかどうかもわからない。


このガソリンスタンドはバンクーバーに行くときの幹線の通り道だということは聞いた。
なので、その横にあるこのガソリンスタンドのカフェテリアで朝まで待つことにした。


店に入り、女性のウェイトレスに話をする。
すると「責任者を呼んでくる。」。と言ってくれた


「こんばんわ。」
「どうした?」
「バンクーバーに行くんですが、ヒッチハイクをしていてこんなに遅くに街に着いてしまってどうしたらいいか、わかりません。もし良ければ、朝の5時ごろまでここに座らして頂ければ助かるんですが。」


僕を見て男性は少し考えてから言った、
「やれやれ仕方ないな。寝ないでくれよ。ここはそんな店じゃないんだからな。起きて座って飲み物でも飲んでいてくれたら問題ない。」
渋々了解してくれた。
「どうもありがとうございます!5時過ぎには必ず出るので、迷惑を掛けません。」

そんなやり取りをするとさっきのウェイトレスがお水を持ってきてくれた。


ここで僕は朝を向かえる事になった。