ヒッチハイクの文化や方法、旅行記を綴っています。カナダ北部での生活や文化も紹介。

05月08日其の2−こんなに可愛い女の子が?

バックで戻ってきた車の中にいたのは、僕と同い年くらいの大学生だった。
驚いたのは、男性ではなく女性だということだ。


こんなに若くてキレイな女性に乗せてもらうのは初めてだった。


「どこまで行くの?」
「南に行けるだけ。バンクーバーに向かっています。」
「Prince Georgeまでで良ければ乗って行って。」
「ありがとう。」


彼女の車の後ろにバックパックを乗せて僕たちは走っていった。


2歳年上の大学生の女の子で、今は実家から大学のあるPrince Georgeに戻る途中だそうだ
正直少し驚いていた。


タンクトップからは大きな胸が伺えるし、短いスカートを履いていたので、最近女性と話してもいない男からすればたまらない状況でもあった(笑)正直に言って。


「ねえ、よくヒッチハイカーを乗せるの?」
「いいえ、こんなの初めてだわ。今までヒッチハイカーを乗せた友達の話を聞いたことはあるんだけど、彼女が初めて乗せた人、刑務所出てきたばっかりの人だったんだって。」
「すごいね(笑)」
「うん。良い人みたいだったけど、私は昔から少し怖くてした事なかったわ。」
「そうか。僕を乗せたのが初めてなんだ。」
「うん。あなたを見た時何かを感じたの。止めたほうが良いって。直感的だけど、あなたに何かを感じたわ。」


僕たちはずっと話しながら進んだ。
すごく楽しいときでもあった。


彼女はこれから南アフリカに留学に行くらしく、両親や友達が不安に思っている話なども話したし、彼女が熱心なカトリックであることも話した。


このあたりのドライブも悪くはなかった。山あり川あり、滝ありで途中一緒に下車しながら僕たちは楽しくドライブして行った。


楽しい時間もすぐに過ぎ、もうすぐFort St.Johnから車で4時間半のPrince Georgeに着くところだった。


「こんな遅くなってしまったけど、どうするの?」
「きっとまだヒッチハイクをすると思う。正直早く帰りたいから。少し疲れていて。」
「出来れば私のところに泊めてあげたいんだけど。友達の家に今は住ませて貰っているし、場所が狭いからあなたを招待できないのが残念。」
彼女はそう言った。
「大丈夫だよ。もうすぐバンクーバーだから。ありがとう。」


彼女はPrince Georgeで一番ヒッチハイクしやすいポイントまで僕をわざわざ乗せて行ってくれた。

「今日はどうもありがとう。すごく楽しかったよ。」
「私も楽しかった。気を付けてね。これを持って行ってね。」
彼女は僕にオーガニックのミニキャロットとチョコレートを渡した。
「お腹が減ったら食べてね。」
「どうもありがとう。」


僕たちは抱擁して別れた。
彼女との時間は本当に楽しかった。


素晴らしい時間に僕は感謝した。


時刻は既に午後9時
ここまで南下してくれば温かいし、日地没時間もずっと早い。


僕は一時間くらいヒッチハイクしたが、成果はなかったので、道路脇の森の中に入り、野宿をした。


今回は温かかったし、焚き火の必要は全くなかった。
風は冷たかったが、ゆっくり眠れた。


明日はバンクーバーに帰れるだろう。
そう思うと元気が出てきた。


やっと終わる。
05月08日其の3−感謝の出会い