ヒッチハイクの文化や方法、旅行記を綴っています。カナダ北部での生活や文化も紹介。

04月29日其の3−THANK YOU, JUNKY!

Hopeを出た後は順調にそして、しっかり時速100キロ以上で北上し、フレイサー川に沿って幹線を走っていく。


フレイサー川はブリティッシュ・コロンビア州で最も長い川で、上はロッキー山脈まで伸びているという雄大なカナダの自然に合う力強い川だ。


そんな川沿いの幹線を走りぬけながら、一人窓の外に肘を出し、見上げる山脈は最高だった。

フレイサー川の迫力のものすごいこと。
日本の繊細ながらもそこに美しさのある自然とは対照的に、雄大という言葉が似合うカナダの自然。

Fraser River

【Fraser River】


ガルフ島のような島での生活では見ることのなかったその迫力に圧倒されている時に、急に車が止まった。


「どうしたの?」
「ガソリンだ。あと夕飯を買いに行く。来るか?」
「いや、食べ物はあるから大丈夫だよ。」


そんな会話を交わし、かれはガソリンを入れ、コンビニ風の食料店に食べ物を買いに行く、彼はここまでこの地域の色々な話をしてくれ、少し会話したが、そろそろ疲れてきて何も話していなかった。


食べ物を買って彼が帰ってきた。
「ほんじゃあ、行こうか。」
「はい。」


『って、え〜〜〜!!!サンドウィッチは良いけど、ビール瓶6本もですか?』



彼はさっき買ったサンドウィッチをほお張りながら、ビールを口にしている。

『マジですか、先輩!時速100`の飲酒運転ですか?勘弁してくれよ〜。』

そう心で呟きながら車は無情にも進んでいった。


僕が隣で友人がくれたパンケーキを夕食代わりに食べている時、彼は二本目のビールを口にしていた。

『マジですか、、、大丈夫これ?』


ここまできたらカナダの自然よりも隣の男は大丈夫か?ということのほうが気にかかって落ち着いていられない。


8時半頃になると日が落ちてきた。
夕暮れ時に4本目のビールを飲みながらしゃっくりを始めた彼が次に手にしたものは?


『はい、英語圏では定番のマリファナです!(笑)』


飲酒の次はマリファナですかー、こりゃやべえなー、と思いながら彼のしゃっくりが大きくなってきている。


『まずいぞ、これはまずい。早く降りよう。』


その気持ちが焦り、彼の行くWilliams Lakeの前の街で下りた。
「疲れたからこの街に泊まっていくよ」と彼に話したら納得していた。


これで一先ず危険なドライバーとの運転も無事に終わって良かった。



これはある意味、ヒッチハイカーの洗礼という出来事かもしれなかった。
後で聞いた話によるとヒッチハイクの経験がある人たちは必ず一度はこういう体験があるそうだとか。


しかし、無事に終わって本当に良かった。
04月29日其の4−Williams Lakeへ衝突寸前。