ヒッチハイクの文化や方法、旅行記を綴っています。カナダ北部での生活や文化も紹介。

04月29日其の4−Williams Lakeへ衝突寸前。

さあ、これでまずは最初の中継地点のWilliams Lakeまでもうすぐの距離になる。

時刻は9時半。
1時半にバンクーバーを出てから結構な時間を車の上で過ごしているのにまだ3分の1の距離も来ていないという事実が重くのしかかる。


「これはかなりハードな旅だぞ。」
って無意識に考えてしまう。


まずは腹ごしらえしようと街を歩き回った。
最初に目に付いたのは中華料理のバイキング
まさかこんなところにも中華料理屋があるのかー、とカナダに移り住んでいる中国系移民の多さに驚いた。

店に入ってみると、さすがに10時前になっている平日閉店前なので、お客さんはほとんどいないし、料理も品数が少ない。


そこでお店の店主を呼んで聞いてみました。

「スイマセン、もうこんな時間で料理も冷めていますよね。良かったら2,3ドル割引きして下さいよ」
中国人女性の店主は、
「は?割引きなんかはしないよ!」
「いやいや、それくらいはいいじゃないですか」
「良くないよ。安く食いたいんなら他のところに行ってくれ!」


『怒鳴るなんてなんて酷い女だ!少しくらいまけてくれよ!』
って思しまった(笑)


よくバンクーバー島の中華のバイキングのランチにカナダ人の友達と行っていたが、遅く行くと必ず2ドル50セント引きにしていたので、当然ではないか、と思い聞いてみたがダメだった(笑)


仕方ないんで、隣にあったファーストフードの店でハンバーガーを2つ注文する。


この街に泊まろうか迷いったが、やっぱり先を行きたい、という気持ちが強かったんでまたヒッチハイクを再開した。


時刻は午後10時半過ぎ
すでに日が落ちて暗くなっている街では中々車が止まってくれない。


2回目のヒッチハイクは予想以上に苦戦する。
30分経っても車は止まらない。


歩いていたら街の終わりにたどり着き、そこに立ってヒッチハイクをはじめた。

「もう暗いから、このサインが見えないんじゃないの?」
という考えが頭によぎる。


そこで目に入ったのが、何とボタン式の信号ではありませんか!

ここら辺は人の通りが少ないので、信号はボタン式になっているというわけだ。


そこで僕が考えたのは、信号で車を止めていたらドライバーは僕をよく見えるため、乗せてくれるんではないか?
ということ(笑)


早速実行してみる。


5分経ち。


10分経つ。


「止まらないじゃん!」

そう思っているとどこからパトカーが来るではないか!


「え、僕のところに」
と思ったら、やっぱり僕のところに来た!?


女性の警察官が開口一番に、
「ここから今すぐ立ち去りなさい!また交通妨害をしていたら直ちに連行します!」
とだけ言い残し去っていった。


怖かったー(笑)
やばい、逮捕される!と思ったが、注意だけで良かった。



そんな出来事があり意気消沈した僕は
「どうしよう、もう止めようかな。いや、あと少し粘ろう」
そう思い、道路にまだ立っていました。


もうサインは完全に見えないな、と思いバックパックにしまい、その後も道路脇に立つこと10分。

なんと車が止まったではないですか!


「おーい、どこに行くんだ?」
「ユコンに向かっています。」
「随分遠くまで行くんだな。」
「俺はQuesnelまで行くんだが途中までならいいぞ」
「はい、お願いします!」


といった感じで無事に車に乗れた。


今回の待ち時間はなんと1時間以上
車に乗り込み時刻を見ると12時前になっていた。


何はともあれ、最初の目的地前のQuesnelまで行けることが決まり、ほっとしていた僕はそのまま車の中で眠りに落ちてしまった。
04月29日其の5−Quesnelでの夜