ヒッチハイクの文化や方法、旅行記を綴っています。カナダ北部での生活や文化も紹介。

04月30日其の4−Kitwangaでの対話、導き

Smithersでヒッチハイクをしているが、中々車が止まらない。


一台止まったが、話をしていると、タバコを吸うそうだったので遠慮しておいた。
煙は苦手なので。


中々止まってくれないなー、昨日の夜と同じじゃないかなーと考えていると、一台の車が止まってくれた。


中にはサンフランシスコからアラスカに行くアメリカ人の20代の男性が乗っていて、途中まで乗せてくれることになった。


彼も中々面白い人で色々話した。
なんでも彼は途中から船に乗ってアラスカに行くんで、Prince Rupertというブリティッシュ・コロンビア州の一番北の港町に行くらしい。

なので途中のKitwangaという町での3キロくらい前にある分岐点で降ろしてもらった。


僕はそこからヒッチハイクしながら町を目指した。
山がキレイで空気も良いのが本当に気持ち良い。

途中すれ違った人に撮って貰う

【途中すれ違った人に撮って貰う】


しかし、ここでも中々車が止まってくれずに歩き続けた。
ここまで来ると交通量の少なさに気づく。3分に一台くらいしか通らなかった。


当然ながら乗せてもらえる可能性も低くなると言うものだ。

僕は分岐点から1時間くらい歩き、それでもまだヒッチハイクは成功していなかった。
まだかまだかと歩くが町にも中々たどり着かない。


歩き続けて1時間以上経ち、大きなカーブを歩いて抜けてきたらやっと一つの小さな町が見えてきた。

町は本当に田舎町と言う感じで、着いた頃の午後4時ごろはまだ温かかったため、家のドアも空いているような家がたくさんあってのどかな感じだ。

このくらいの時間にもなるとほとんど車が通らなくなる。
10分に一台と言った感じか。


待つこと早20分。
何も来ない...。


今朝のお兄さんに貰ったビニールを使って野宿がしたくなってきた(笑)
疲れていたし試してみたかったので。


そんなことを考えながらまた少し歩いていたら、女の子の写真と十字架が電柱に貼ってあった。
何かと思って見てみると、亡くなった女の子の写真らしく、16歳くらいの女の子ですごく可愛い顔をしていた。


通りを挟んだ向かいには彼女を弔ってある小さな石を積み上げたものとその上に出ている十字架があった。


そこにも彼女の写真が貼ってあった。
きっと交通事故か何かで亡くなってしまったのだろう。


僕はする事がなかったので、彼女に話しかけてみた。


自分の人生。なぜここに来たのか。将来の事。女性について。
色々なことを彼女に向けて話をしてみた。
最後に僕がユコンまでヒッチハイクをしていて、僕に幸運が舞い降りることを祈ってくれるように頼み、そこを後にした。


気を取り直して道に立つ。



また5分経っても車は来ない。
しかし、7,8分経ったところだった、2人乗りのスポーツカーが勢いよくかなりのスピードで走ってきたではないか。


まさか止まってくれないだろう、と思って手を上げたが、当然ながら猛スピードで走り去っていった。


しかし、後ろから急ブレーキの音が聞こえた。

振り返って見るとさっきの車がバックで戻ってくるではないか!


一台目で止まるなんて、僕が話しかけていた彼女のおかげだと思い、彼女に心から感謝をした。
04月30日其の5−力強いカナダの自然とベトナム人男性