ヒッチハイクの文化や方法、旅行記を綴っています。カナダ北部での生活や文化も紹介。

05月01日其の1−え?もうユコン?到着?

夜は寒さのため、何度も震えて目を覚ました。
その度に車の暖房を付けた。


朝5時ごろ彼は目を覚まし、運転を始めようとした。
僕にそのまま寝ているように言い、彼は運転を始めた。

しかし、彼は出発する前に車のゴミを外に袋ごと投げ捨てた
ビックリした僕は彼に忠告しようとしたが、この危険な男と言い争うのは今はまずいと思ったので僕はそのまま黙って毛布の中に戻った。




「起きろ、メシ、食べよう。」
彼の言葉で目を覚ました。時刻は7時前だ。2時間は走ったみたいだった。


外に下りてみると、小さなガソリンスタンドだけの町があった。
その小さなガソリンスタンドに入る。
若いネイティブアメリカン女性店員が立っていた。


「おはよう、元気?」
「いい感じよ。」
「ここはどこ?」
「ただの小さな町よ。ユコンまであと何`かの。」
「え!もうすぐユコンなの!」
「そうよ。地図もあるから持っていったら。」
「いいの?ありがとう。」
「大丈夫よ、もともと無料だしね。」


感じのよい女性で、地図まで貰ってしまった。
もうすぐユコンという言葉に心が躍る
もうこんなところまで来てしまったのか、という感じだ。


彼が給油を終えて店内に入ってきた。
昨日と同じカップ麺を二つ持っていた。
まあ、タダで食べさせてくれているんだから文句は言えない。


コーヒーとお湯を貰い、食事を終えた僕たちは少し食料を買って先に進んだ。


ここまで来ると、野生動物の宝庫だ。
バッファローは走り回っているし、熊はうじゃうじゃいる。


僕のそんな感動とはおかまいなしに、隣にいる男は道を横切ろうとするバッファローの後ろを追って驚かせていたり、相変わらず「パンダ、パンダ」を連呼している。


相変わらず時速150`以上の猛スピードで彼は走っている。
一体何がそこまで彼を急がせるのか僕には分からなかった。
このスピードでずっと走っていることに僕は疲れてしまった。
対向車が来るときの恐怖で気が滅入ってしまったからだ。


それでも車は先に進む。
Whitehorseへと続くアラスカ・ハイウェイに入って面白いのは、道を走っているときにブリティッシュ・コロンビア州とユコン準州の州境に車が何度も通っては入り、通っては入るからだ


カナダやアメリカの州は直線に引いてあるため、このように一本の道が州境に跨っているなんてていうのはここでは良くある事だそうだ。


このペースではお昼過ぎに目的地のWhitehorseに着くんではないかと思われた。


その後も順調に走り、途中二人の地元のヒッチハイカーを乗せてWhitehoseに向かった。
ヒッチハイカー同士が乗り合わせるなんて面白いと思った。


13時前についにWhitehorseが見えてきた!

Whitehorse

【Whitehorse】


ゴールドラッシュの時代に栄えたこの川沿いの地方都市はまさにその名のとおり、川の光を受けて白く輝いていた。


片道2600`にも及ぶこの旅はついに終わった、というわけだ。
バンクーバーを出てからわずか49時間で2600`先の目的地に到着
このスピードに驚いた。

グレイハウンドバスよりも早く目的地に着けるなんて、ヒッチハイクの素晴らしさに感銘していた。


とにかく、お疲れ様。
05月01日其の2−カナダ最北の町、北極海にあるInuvikへ